病院概要
経営主体 | 医療法人社団青山会 |
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名称 | 青木病院 |
所在地 | 〒182-0035 東京都調布市上石原3丁目33番地の17 |
電話 | 042-483-1355 |
FAX | 042-483-6088 |
開設 | 昭和37年11月 |
理事長 | 青木 浩子 |
院 長 | 飛鳥井 望 |
管理者 | 青木 誠 |
名誉院長 | 南光 進一郎 |
診療科目 | 精神科・心療内科・内科 |
病床数 | 320床 (精神270床 一般50床) |
医療設備 | CT・X線診断装置 超音波診断装置 全自動血球計数器 生化学分析装置 |
沿革
青木病院は、初代院長である青木義作が、1945(昭和20)年に青山の地に青木神経科を開業したところから始まりました。
青木義作は、歌人斎藤茂吉の従弟にあたり、北杜夫の著書「楡家の人々」のモデルとなった青山脳病院の副院長として、斎藤茂吉院長を補佐し、大正末期から終戦までの困難な四半世紀を患者さんと共に過ごしました。この経験と実績を踏まえ、青山脳病院の廃院に際し独立した経緯があります。
青木神経科はその後、有床診療所となりますが、運動場を有する病院設立を求めて、1962(昭和37)年11月に、現在の調布市に青木病院を開設いたしました。
青木神経科は、現在は青木医院として、当時と同じ場所で診療を続けています。
1945(昭和20)年11月 | 東京都港区の青山に「青木神経科」開設 |
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1954(昭和29)年 | 19床の有床診療所となる |
1962(昭和37)年11月 | 東京都調布市に「青木病院」開設(70床) |
1963(昭和38)年12月 | 医療法人社団認可 理事長 青木義作 就任 |
1965(昭和40)年11月 | 病棟増築 総病床数216床 |
1970(昭和45)年4月 | 心理室設置 |
1973(昭和48)年6月 | 病棟増築 283床 |
1982(昭和57)年1月 | 病棟増築 338床 |
1988(昭和63)年9月 | 理事長 青木典太 就任 |
1994(平成6)年 8月 | 精神科デイケア 開始 |
1995(平成7)年 4月 | 介護老人保健施設 グリーンガーデン青樹 開設(90床) |
12月 | 335床に登録変更 |
1998(平成10)年3月 | 精神科作業療法開始 |
2000(平成12)年4月 | 居宅介護支援事業所 せいじゅ 設置 |
2001(平成13)年9月 | 在宅介護支援センターせいじゅ (現 地域包括支援センター)設置 |
2003(平成15)年2月 | 新病棟建設 着工 |
2004(平成16)年5月 | 新病棟建設 第一期完了 |
2005(平成17)年7月 | 新病棟への引越完了 精神科270床(うち認知症治療病棟50床) |
11月 | 合併症治療病棟(50床)運用開始 |
12月 | 院内売店営業開始 |
2006(平成18)年3月 | 新病棟建設 完了 |
2009(平成21)年12月 | 理事長 青木浩子 就任 |
2017(平成29)年4月 | 院長 飛鳥井望 就任 |
関連施設
<介護老人保健施設グリーンガーデン青樹>
<指定居宅介護支援事業所せいじゅ>
<青木病院附属青明クリニック>
調布市上石原3-33-17 青明寮内507
<地域包括支援センターせいじゅ>
東京都調布市上石原3-54-2
TEL. 042-483-1358
FAX. 042-483-1369
開所日時:平日 9:00~18:00
土曜 9:00~17:00
アクセスはこちら
地域の高齢者や一緒に暮らすご家族の方が安心して暮らすことができるよう、福祉・介護に関する様々な相談、手続き、申込みをお受けしています。
~閉所のお知らせ~
調布市福祉計画に基づく地域包括支援センター担当圏域の再編により、令和3年3月31日をもって当センターは閉鎖することになりました。
地域の皆様、関係者の皆様にご不便ご迷惑をおかけしないよう、丁寧な引き継ぎを行ってまいりますので、ご理解ご協力をお願いいたします。
<青木医院>
~都心での診療をご希望の方は、こちらもご利用ください~
東京都港区南青山4-9-22 アウラビルB1F
TEL. 03-3401-1770・1771
FAX. 03-3405-9091
診療科目 : 精神科
診察日 :水曜・土曜
受付時間 :午前9:00~14:30
※初診の方は事前にお電話で予約をおとりください

院長挨拶

青木病院は昭和37年11月に初代理事長・院長青木義作によって精神科専門病院として開設され、平成29年で創立55周年を迎えます。青木義作は戦前、青山脳病院の院長を務めた従兄でもある斎藤茂吉を副院長として支え、同院の閉院に際して戦後独立しました。
当院は多摩川の流れに近く、多摩の山々を望む緑豊かな郊外にあり、こころの回復に取り組んでいただくには最適な、穏やかな環境に囲まれています。
また、京王線西調布駅より徒歩圏内というアクセスの良さもあり、現代社会における精神科医療の役割が多岐にわたる中、児童、学生、社会人、主婦、お年寄りまで、さまざまな方が外来を受診されています。精神科デイケアにおいては、各種プログラムを通して、その方らしい生活を取り戻すためのリハビリテーションを行っております。
入院治療は病棟ごとに機能分化しており、精神科急性期および慢性期病棟では、統合失調症、うつ病、双極性障害などの治療を病期に合わせて行っています。またストレスケア病棟では、さまざまなストレスや生きづらさからくる不安や抑うつ、社会適応不全に悩んでおられる方に、ほっと息をつける休養と回復の場を提供しています。いずれの病棟でも、医師、看護師とともに、精神保健福祉士、臨床心理士、作業療法士、薬剤師、栄養士など多職種が関わり治療を進めています。
認知症の方やご家族が安心して暮らし続けることのできる地域の支援体制づくりも当院の大きな役割です。平成27年9月、東京都より「地域連携型認知症疾患医療センター」の指定を受けており、地域のみなさまから認知症に関する各種相談をお受けしています。また介護者の最大の負担となりうる行動・心理症状や身体合併症に対しては、認知症病棟と内科合併症病棟において迅速な入院対応が可能です。治療プランの作成には、併設の介護老人保健施設「グリーンガーデン青樹」や地域包括支援センター・居宅介護支援事業所「せいじゅ」をはじめ、地域の医療機関や関係機関と連携をとっています。
「あたたかい対応と細心の注意を払って治療・看護・介護を行うことを大切にする」これは、前理事長青木典太がかかげた当院の理念です。私どもは常にこの姿勢を守り、この伝統を受け継いでまいります。
追記
中井久夫先生の著作に当院にふれた箇所がありますので、ここにご紹介させていただきます。 「私がほんとうに患者のことさえ考えておればよい時代を送ったのは、青木病院においてであり、病院の廊下を早足で歩きながら、自分は今、水の中の魚のようだと感じたことがあります。」
「青木典太先生のこと」(『昭和を送る』みすず書房2013年所収)